問題
リーダーシップの諸学説に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1ハウスによるパス・ゴール理論は、リーダーの職務は部下の業務目標の達成を助けることであり、そのために必要な方向性や支援を与えることにあるとした。
- 2フィードラーによるコンティンジェンシー理論では、環境の不確実性が高い場合には有機的なリーダーシップが、不確実性が低い場合には機械的リーダーシップが望ましいとした。
- 3ブレイクとムートンによるマネジリアル・グリッドは、「構造作り」と「配慮」という二軸でリーダーシップ特性を分類し、9-9型が最も高い成果を生むとした。
- 4リッカートによる参加型リーダーシップでは、リーダーは部下の意思決定に積極的に参加し、影響力を行使することが重要であるとした。
正解
1. ハウスによるパス・ゴール理論は、リーダーの職務は部下の業務目標の達成を助けることであり、そのために必要な方向性や支援を与えることにあるとした。
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解説
ハウス(R.J. House)のパス・ゴール理論は、リーダーの主な役割は部下が業務目標を達成することを助けることであり、そのために必要な方向性・支援・報酬・障害除去を提供することにあるとした。リーダーは指示型・支援型・参加型・達成志向型の4つのスタイルを状況(部下特性・タスク特性)に応じて使い分けることで部下の業績と満足度を高めるとされる。よってアが最も適切。イのフィードラーのコンティンジェンシー理論は、リーダーの動機特性(タスク志向 or 関係志向)と状況の好意性(リーダー・メンバー関係、タスク構造、ポジションパワー)の組み合わせで効果が変わるとした理論であり、「環境の不確実性」「有機的/機械的」という枠組みではない。ウのマネジリアル・グリッドは「業績への関心」と「人間への関心」の二軸であり、「構造作り」と「配慮」はオハイオ州立大学のリーダーシップ研究の二軸で混同である。エのリッカートの参加型リーダーシップ(システム4)は、リーダーが部下の意思決定に「積極的に参加し影響力を行使」するというより、部下を意思決定に積極的に参加させ、グループでの意思決定を重視するものであり方向が逆である。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第12問)
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