問題
(設問3)以下のア〜エは、2004年の定義と比べたとき、2007年の定義にはどのような特徴があるかを記述したものである。このうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
- 12007年の定義に含まれる「交換」という言葉は、単発的な取引を通じて、組織や機関が収益をあげることを意味する。
- 22007年の定義は、「透明性」・「より広い参加者」・「継続性」の3つの観点の重要性を示唆している。
- 32007年の定義は、持続可能性の視点を、より明確に示したものである。
- 42007年の定義は、マーケティングを「組織・機関の中の一部門による機能」ではなく、「より広い組織・機関全体の活動」として位置付けている。
正解
1. 2007年の定義に含まれる「交換」という言葉は、単発的な取引を通じて、組織や機関が収益をあげることを意味する。
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解説
AMA の2007年定義における「交換(exchange)」は、単発的な取引による収益獲得を指すのではなく、消費者・顧客・パートナー・社会との間の長期的・継続的な価値交換を意味する概念として位置付けられる。マーケティング理論ではコトラー以降、交換は単発取引ではなくリレーションシップを軸とした継続的価値交換として理解されてきた。よってアの「単発的な取引を通じて組織や機関が収益をあげることを意味する」は、2007年定義の精神(社会との価値共創・持続可能性志向)に反しており最も不適切。イは2007年定義の特徴として透明性(情報開示)・より広い参加者(多様なステークホルダー)・継続性(長期的関係)の3観点が指摘されており適切。ウは社会一般を含むこと、価値ある「オファリングス」を提供することで、持続可能性視点をより明確に示している点で適切。エは2007年定義が「組織・機関の中の一部門による機能」(2004年)から「より広い組織・機関全体の活動」へと拡張されたという正しい解釈で適切。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第28問 設問3)
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