問題
次の文章の空欄A〜Cに入る最も適切な語句の組み合わせを下記の解答群から選べ。 中小企業の経営を見ると、いくつかの特徴を指摘することができる。第1は保有する経営資源が、ぜい弱なことである。第2は中小規模がゆえに存立可能な事業分野が限定されることである。必要資本量が A で、需要の B が大きく規模の経済が働きにくい分野ほど、中小企業の存立可能性は高くなる。第3は組織としての能力が弱いことから、 C 個人の能力への経営面の依存度が高いことである。
選択肢
- 1A:少額 B:均質性 C:経営者
- 2A:少額 B:均質性 C:従業員
- 3A:少額 B:不均質性 C:経営者
- 4A:多額 B:均質性 C:経営者
- 5A:多額 B:不均質性 C:従業員
正解
3. A:少額 B:不均質性 C:経営者
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解説
中小企業論の基本的な存立論として、(1)必要資本量が「少額」で済む分野ほど参入が容易で中小規模での存立可能性が高い、(2)需要が「不均質」で多品種少量・カスタマイズ性が強い分野ほど大企業の大量生産・規模の経済が働きにくく、中小企業の小回り・専門特化が活きる、(3)経営面では組織的な分業体制が確立しにくいため「経営者」個人の能力(事業構想・営業力・財務管理など)への依存度が高い、という3つの特徴が挙げられる。これらは中小企業白書や中小企業診断士試験の頻出論点であり、「資本量×需要特性×経営者依存」の3要素が中小企業の存立基盤と限界を規定する。したがって、A「少額」、B「不均質性」、C「経営者」となるウが正解。なお、需要の「均質性」が大きい分野は大量生産と規模の経済が効くため大企業優位となり、中小企業の参入余地が狭くなる点と対をなして理解したい。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第10問)
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