問題
以下は、個人で食品小売業を営む X 氏と中小企業診断士 Y 氏との会話である。この会話を読んで、下記の設問に答えよ。 X 氏:「運転資金の融資を受けたいと考えているのですが、保証人を探すのに苦労をしています。何か良い制度はありませんか。」 Y 氏:「たとえば、日本政策金融公庫に、第三者保証人等を不要とする融資制度があります。この制度の利用を検討してみてはどうでしょうか。融資対象となる要件には、原則として、所得税等を完納していることと A がありますが、X さんは融資対象には該当していますよ。」 X 氏:「具体的な保証や担保の条件はどのようになっているのですか。」 Y 氏:「審査は必要ですが、 B 」 (設問1)会話の中の空欄Aに入る語句として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1開業後3年以上経過していること
- 2従業員20人以下の中小企業者であること
- 3税務申告を2期以上行っていること
- 4同一地区で2年以上事業を営んでいること
正解
3. 税務申告を2期以上行っていること
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解説
日本政策金融公庫(国民生活事業)の「第三者保証人等を不要とする融資制度」(出題当時)は、第三者保証人や担保なしで融資を受けられる制度で、創業期を脱した一定の実績ある中小企業を対象とする。融資対象の主な要件は、(1)原則として所得税等を完納していること、(2)税務申告を2期以上行っていること、の2点が中心となる。「税務申告2期以上」を要件とするのは、2年連続の決算実績を通じて事業継続性や収益性を一定程度評価できる経営実態を備えていることを担保するためである。(ア)開業後3年、(イ)従業員20人以下、(エ)同一地区2年以上はいずれも本制度の要件ではない。したがって、空欄Aには「税務申告を2期以上行っていること」が入り、ウが正解。中小企業の信用力補完を目的とした政策金融の代表例として押さえたい。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第25問 設問1)
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