問題
退職給付に係る負債の計上額として最も適切なものはどれか。ただし、年金資産は企業年金制度に係る退職給付債務を超えないものとする。
選択肢
- 1退職給付債務から年金資産の額を控除した額
- 2退職給付債務に未認識過去勤務債務および未認識数理計算上の差異を加減した額
- 3退職給付債務に未認識過去勤務債務および未認識数理計算上の差異を加減した額から年金資産の額を控除した額
- 4退職給付債務に未認識数理計算上の差異を加減した額から年金資産の額を控除した額
正解
3. 退職給付債務に未認識過去勤務債務および未認識数理計算上の差異を加減した額から年金資産の額を控除した額
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解説
出題当時(平成23年度)の退職給付会計基準(旧基準)では、貸借対照表に計上される「退職給付引当金」の額は次のように算定された。 退職給付引当金=退職給付債務−年金資産±未認識過去勤務債務±未認識数理計算上の差異 未認識過去勤務債務および未認識数理計算上の差異は、発生時に一括費用処理せず、平均残存勤務期間以内の一定年数で按分処理する(遅延認識)。このため、PBO(退職給付債務)に対してこれらを加減算したうえで、年金資産の額を控除した残額が引当金として計上される。 アは誤り。未認識項目を考慮していない。 イは誤り。年金資産の控除が欠けている。 ウは正しい。旧基準における計上式そのものである。 エは誤り。未認識過去勤務債務の加減算が欠けている。 よってウが正解。 (参考:平成24年改正の新基準ではB/S上の「退職給付に係る負債」は未認識項目を即時認識して「退職給付債務−年金資産」となるが、本問は出題当時の旧基準を前提とする。)よってウが正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成23年度 中小企業診断士1次試験 財務・会計 第4問)
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