問題
金利スワップ取引に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 12つの企業が異なる市場で異なる評価を受けているとき、それぞれが比較優位にある市場で資金を調達するとともに、その債務をスワップすれば、互いに有利な資金調達ができる。
- 2Z社は現在、変動金利で借入を行っており、金利上昇のリスクをヘッジするため固定金利受取・変動金利支払のスワップ契約を結んだ。
- 3金利スワップでは、通常、金利交換だけでなく、元本の交換も行われる。
- 4金利スワップを締結した後、金利が下落すると、変動金利を受け取る側が有利になる。
正解
1. 2つの企業が異なる市場で異なる評価を受けているとき、それぞれが比較優位にある市場で資金を調達するとともに、その債務をスワップすれば、互いに有利な資金調達ができる。
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解説
金利スワップ取引(同一通貨建ての金利交換契約)の論点を確認する。 アは正しい。比較優位の原理に基づく金利スワップの代表的活用法。2つの企業が固定金利市場と変動金利市場でそれぞれ異なる評価(信用力)を受けており、各自が比較優位の市場で資金を調達した上で、固定→変動・変動→固定のスワップを行うことで、両者とも単独で目的の金利種類を調達するより有利な実質金利を実現できる。 イは誤り。変動金利借入の金利上昇リスクをヘッジするには、「固定金利支払・変動金利受取」のスワップを行うべき。受取と支払が逆である。 ウは誤り。金利スワップでは、通常、想定元本に基づき金利の差額のみを交換し、元本の交換は行わない。元本交換を伴うのは通貨スワップ。 エは誤り。金利下落時には、変動金利を「受け取る側」(=変動受取・固定支払のポジション)は、受け取る変動金利が減少するため不利となる。逆に変動金利を「支払う側」は有利となる。 よってアが正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成23年度 中小企業診断士1次試験 財務・会計 第21問)
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