問題
中小企業白書(2010)は、産業集積内の企業の取引構造を分析したヒエラルキー図を作成している。わが国有数の産業集積として中小製造業が多く立地する浜松市と東大阪市における企業の地域内の取引構造に関する記述の正誤について、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a 浜松市では、多数の取引先を有するハブ企業が重層的に存在し、垂直的な取引構造が形成されている。 b 東大阪市では、比較的取引先数の少ない企業が多数存在し、水平的な取引構造が形成されている。
選択肢
- 1a:正 b:正
- 2a:正 b:誤
- 3a:誤 b:正
- 4a:誤 b:誤
正解
1. a:正 b:正
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解説
中小企業白書2010年版が分析した産業集積のヒエラルキー図によれば、浜松市と東大阪市はいずれも有数の中小製造業集積地でありながら、地域内の取引構造には明確な違いがある。浜松市はスズキ・ヤマハ・本田技研などの大手完成品メーカーを頂点とし、その下に多数の取引先を持つハブ的な部品サプライヤーが層をなして存在する重層的・垂直的な取引構造を形成している。これに対し、東大阪市は完成品メーカーを頂点とする垂直構造ではなく、比較的取引先数が少ない多数の中小企業が水平的にネットワークを構成する取引構造を形成している点が特徴である。これは東大阪が金属加工・プラスチック成形・電子部品など多種多様な業種が並立する独立志向の強い集積であることを反映している。したがって、aもbも正しく、両方「正」となるアが正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成23年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第11問)
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