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中小企業経営・中小企業政策難易度: 標準2011年度

中小企業診断士 過去問|中小企業経営・中小企業政策 第19問

問題

有限責任事業組合(LLP)は、「有限責任事業組合契約に関する法律」(LLP法)に基づく、共同事業のための事業体制度である。LLPに関する記述として、最も不適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1LLPには、軽減された法人税率が適用される。
  2. 2LLPの全組合員は、事業上の意思決定と業務執行への参加が義務づけられている。
  3. 3組合員の組合事業への貢献度に応じて、出資比率とは異なる損益や議決権の分配が可能である。
  4. 4組合員は、出資の価額の範囲までしか事業上の責任を負わない。

正解

1. LLPには、軽減された法人税率が適用される。

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解説

有限責任事業組合(LLP:Limited Liability Partnership)は、「有限責任事業組合契約に関する法律」(2005年施行)に基づく事業体である。LLPの最大の特徴は「構成員課税(パススルー課税)」、すなわちLLP自体には法人格がなく組合段階での法人税は課税されず、利益は組合員に直接帰属して組合員段階で課税される点にある。したがって「軽減された法人税率が適用される」とするアは誤りで、最も不適切なものとして正解(LLPには法人税自体が課されない)。イについては、LLPは全組合員の事業意思決定への参加が義務(出資者責任を伴う共同事業体としての規律)であり適切。ウについては、LLPは内部自治原則により出資比率と異なる損益・議決権分配が可能であり適切。エについては、LLPの組合員は出資価額の範囲内でのみ有限責任を負う(無限責任ではない)点が「有限責任」の本質であり適切。LLPは構成員課税・内部自治・有限責任の3点を組み合わせた事業体である点を押さえたい。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成23年度 中小企業診断士1次試験 中小企業経営・中小企業政策 第19問)

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中小企業経営・中小企業政策の関連問題

  • 第1問

    次の産業のうち、総務省「事業所・企業統計調査」に基づいて、1999年から2004年までの期間に中小事業所の数が減少した産業として、最も適切なものの組み合わせを、下記の解答群から選べ。ただし、産業区分は2002年改訂後の日本標準産業分類に従うものとする。 a 情報通信業 b 金融・保険業 c 飲食店、宿泊業 d 教育、学習支援業 〔解答群〕

  • 第2問

    財務省「法人企業統計季報」に基づいて、1994年以降2005年までの期間について中小企業のキャッシュフロー額と設備投資額の推移を見た場合、最も適切なものはどれか。なお、ここでは資本金1億円未満の法人企業を中小企業と見なす。また、ここでは、キャッシュフロー額を経常利益額の半分と減価償却費の合計と定義する。

  • 第1問

    次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。なお、ここでは開業率を2001年時点の既存企業数に対する開業企業数の比率、廃業率を2001年時点の既存企業数に対する廃業企業数の比率と定義する。 総務省「事業所・企業統計調査」に基づく中小企業庁の推計によれば、2001年から2004年までの期間における非一次産業の年平均の廃業企業数は、開業企業数を約 A 万社上回っている。廃業率は年平均 B %で過去最高の水準に達した。ただし、開業率も廃業率も地域や業種によって大きく異なる。また、新規開業企業の多くは小規模であり、会社形態ではなく個人事業として開業している。 (設問1)文中の空欄AとBに入る最も適切な数値の組み合わせはどれか。

  • 第2問

    次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。なお、ここでは開業率を2001年時点の既存企業数に対する開業企業数の比率、廃業率を2001年時点の既存企業数に対する廃業企業数の比率と定義する。 (設問2)文中の下線部について、総務省「事業所・企業統計調査」に基づいて2001〜2004年における非一次産業の企業の開業率と廃業率を都道府県別に見た場合、東京都、大阪府、愛知県などの大都市圏は地方圏と比較してどのように特徴づけられるか。最も適切なものを選べ。

  • 第3問

    次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。なお、ここでは開業率を2001年時点の既存企業数に対する開業企業数の比率、廃業率を2001年時点の既存企業数に対する廃業企業数の比率と定義する。 (設問3)文中の下線部について、総務省「事業所・企業統計調査」に基づいて2001〜2004年における非一次産業の開業企業を経営組織別に見た場合、会社形態での開業の割合が最も高いものはどれか。

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まとめノート

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試験概要

受験者数・合格率・1次試験の構成