問題
選択肢
- 1投資に影響を与えるのは株価であるとされる。
- 2トービンの q が1を上回ると、企業は新たな投資を行うことが望ましい。
- 3トービンの q が1を下回ると、企業が保有する資本ストックを市場で売却した金額のほうが、その資本ストックを使って企業が生み出す利益よりも小さいことを表している。
- 4トービンの q は、分子に株式市場で評価された企業価値と企業の負債総額の和をとり、分母に資本の再取得価格をとる。
正解
3. トービンの q が1を下回ると、企業が保有する資本ストックを市場で売却した金額のほうが、その資本ストックを使って企業が生み出す利益よりも小さいことを表している。
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解説
トービンの q 理論に関する問題。最も不適切なものを選ぶ。 トービンの q =(株式市場で評価された企業価値+負債総額)÷ 資本の再取得価格 で定義される。q>1なら企業価値(市場が評価する利益の現在価値)が再取得価格を上回るので投資が望ましい。q<1なら逆で投資は控えるべき。 アは正しい。トービンのq理論では、投資水準を決定するのは株価(企業価値)であるとされる。 イは正しい。q>1のとき、市場が評価する企業価値が再取得価格より高く、追加投資で得られる収益が投資コストを上回るため、投資を行うことが合理的。 ウは誤り。q<1の場合、市場価値(企業が生み出す将来利益の現在価値)が再取得価格(資本ストック売却価値)を「下回る」ことを意味する。つまり「資本ストックを売却した金額のほうが、生み出す利益よりも大きい」のがq<1の本来の意味。設問文の「売却した金額のほうが…利益よりも小さい」は逆の意味で誤り。 エは正しい。トービンのqの定義式そのもの。 最も不適切なのはウで正解はウ。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成25年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第12問)
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