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企業経営理論難易度: 標準2013年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論 第1問

問題

企業は、その利益実現のための要素のひとつとして売上高の変化に関心を持つ。そして、売上高の変化にどのように戦略的に対応していくかを意思決定することが求められる。 ここで、 企業の売上高=対象市場規模×市場シェア という定義式を用いることにする。この式の内容を図式化すると下図でとらえることができる。これを見ると、企業の売上高は対象とする市場全体の成長率だけでなく、市場シェアの変化によっても多様に変動することが分かる。 図の各象限における売上高の変動パターンを検討した場合、最も適切なものはどれか。
企業経営理論の図表

選択肢

  1. 1象限Aでは、売上高は微減の方向へと向かっていく。
  2. 2象限Bでは、売上高に変化が見られないことがある。
  3. 3象限Cでは、売上高は減少することになる。
  4. 4象限Dでは、売上高が減少するケースも起こりうる。

正解

2. 象限Bでは、売上高に変化が見られないことがある。

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解説

象限Bは「対象市場の成長率が増加」かつ「企業の市場シェアが減少」する状況である。市場の拡大スピードとシェア減少スピードのバランス次第で、(1)市場成長効果>シェア減少効果なら売上は増加、(2)両者が拮抗すれば売上は変化しない、(3)市場成長効果<シェア減少効果なら売上は減少、と多様なパターンが起こりうる。両効果が拮抗するケースでは「売上高に変化が見られない」ことがあり、イが最も適切。アの象限A(市場縮小×シェア減少)では、両方の効果が減少方向に働くため売上は大きく減少し、微減にとどまらない。ウの象限C(市場縮小×シェア増加)では、市場縮小効果とシェア増加効果のバランス次第で売上は増減両方ありうるので「減少することになる」と断定はできない。エの象限D(市場拡大×シェア増加)では、両方の効果が増加方向に働くため売上は通常増加し、減少するケースが起こりうるとするのは無理がある。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成25年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第24問 設問1)

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