問題
選択肢
- 1規模の経済と経験効果は連続的に生じ、コスト低下の効果が生じない停滞期間が存在することは少ないが、物理的な特性が効率性の向上の水準を制限する場合もある。
- 2規模の経済の追求には相当額の投資が必要であり、多くの場合、特殊化した資産が投資対象となって長期間にわたって実現されるコストの減少を通じた投資回収を目指す。
- 3規模の経済は、ある一定程度の総生産量が増加することによるコストの低下を指し、大規模な工場施設の建設などで模倣することはできるが、経験効果の構築にはある程度の時間を必要とする。
- 4規模の経済は、業界内において利益をあげられる企業数の上限を決定する一因となり、市場規模に対する生産の最小効率規模が大きいほど、当該業界に存在できる企業数は少なくなる。
- 5経験曲線は累積生産量の増加に伴ってコストが低下することを表し、累積生産量に対応する技術の進歩や改善等の要因からも生じるが、生産機能において生じる経験効果に限定されない。
正解
1. 規模の経済と経験効果は連続的に生じ、コスト低下の効果が生じない停滞期間が存在することは少ないが、物理的な特性が効率性の向上の水準を制限する場合もある。
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解説
規模の経済も経験効果も連続的に生じるとは限らず、設備規模や生産工程の段階的変化、技術革新の間隔などによって停滞期間(plateaus)が現れることが知られている。よってアの「停滞期間が存在することは少ない」は誤りで最も不適切。イ(特殊化資産への投資による回収)、ウ(規模の経済は模倣可能だが経験効果は時間が必要)、エ(最小効率規模が大きいほど業界内企業数の上限が小さい)、オ(経験曲線は生産以外の活動にも適用される広い概念)はいずれも正しい説明。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成26年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第7問)
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