問題
選択肢
- 1ウイスキー、ネクタイ、スーツなどの製品では、低価格の普及品から高価格の高級品までのバリエーションを提供することがある。このように、複数の価格帯で製品展開することを「プライス・ライニング戦略」と呼ぶ。
- 2短期間で製品開発コストを回収することを目指して設定された高い価格を「スキミング価格」と呼ぶ。このような価格設定は、模倣されやすい新製品に最適である。
- 3発売当日にCDやDVDを入手することに強いこだわりを持ち、価格に敏感ではない熱狂的なファンがいる。新製品導入にあたり、こうした層に対して一時的に設定される高価格を「サブスクリプション価格」と呼ぶ。
- 4若者にスノーレジャーを普及させるために、多くのスキー場は、往復交通費にウェアやスノーボードのレンタル料やリフト券を組み合わせた「キャプティブ価格」を設定し、アピールしている。
正解
1. ウイスキー、ネクタイ、スーツなどの製品では、低価格の普及品から高価格の高級品までのバリエーションを提供することがある。このように、複数の価格帯で製品展開することを「プライス・ライニング戦略」と呼ぶ。
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解説
アはプライス・ライニング戦略(price lining)に関する適切な記述で正しい。同一製品カテゴリー内で低価格普及品・中価格品・高価格高級品といった複数の価格帯(プライスライン)を展開する戦略で、消費者の予算や用途に応じた幅広いニーズに対応する手法(ウイスキー、ネクタイ、スーツ、車種展開等で典型)。イのスキミング価格(上澄み吸収価格)は短期回収を目指す高価格設定だが、「模倣されやすい新製品」には模倣品参入で価格優位が即座に崩壊するため不向き。スキミングは特許・参入障壁等で模倣困難な新製品に適合する。ウの発売直後の熱狂的ファン向け一時的高価格は「初期高価格戦略」「導入時プレミアム価格」等と呼ばれ、「サブスクリプション価格」(定期購読・利用権販売の価格設定)とは別概念。エの交通費・レンタル料・リフト券を組み合わせた価格は「セット価格(バンドリング)」または「ハイブリッド・バンドル価格」で、「キャプティブ価格」(プリンタ本体安・インク高、ゲーム機本体安・ソフト高など「補完財抱き合わせ販売」型)とは異なる。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和元年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第31問 設問2)
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