診断士に戻る
経済学・経済政策難易度: 2015年度

中小企業診断士 過去問経済学・経済政策 第20問

問題

いま、ある事業を独占的に提供している既存の企業Aがある。この事業には、新規参入を希望する企業Bも存在している。企業Aは、この事業で「高価格」戦略か「低価格」戦略を採用することができ、企業Bは、「参入」ないし「参入せず」を選択することができる。以下の樹形図は、このようなゲームの様子を整理したものであり、カッコ内の値は、左が企業A、右が企業Bの利得を表している。なお、政府は、この事業へ参入規制を設けて、新規企業Bが「参入」を選択できないように計らうこともできる。 このときの記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a 政府が参入規制を設けていない場合、企業Aが「高価格」を設定し、企業Bが「参入せず」を選択するのはナッシュ均衡である。 b 政府が参入規制を設けていない場合、企業Aが「低価格」を設定し、企業Bが「参入せず」を選択するのはナッシュ均衡である。 c バックワード・インダクションの解では、政府が参入規制を設けていない場合、企業Bは「参入せず」を選択する。 d バックワード・インダクションの解では、政府が参入規制を設けている場合、企業Aは「低価格」を選択する。
経済学・経済政策の図表

選択肢

  1. 1aとc
  2. 2aとd
  3. 3bとc
  4. 4bとd

正解

3. bとc

詳しい解説を見る

解説

利得:A高価格&B参入(50,50)、A高価格&B参入せず(300,0)、A低価格&B参入(-40,-40)、A低価格&B参入せず(100,0)。バックワード・インダクションで、Aが高価格→Bは参入で50>0で「参入」、Aが低価格→Bは「参入せず」で0>-40。よって、Aは予測:高価格で50、低価格で100→「低価格」を選び、Bは「参入せず」。a誤:A高価格・B参入せずはナッシュ均衡だが、A高価格時はBは参入を選ぶのが最適。b正:A低価格・B参入せずはナッシュ均衡(Bは参入せずが最適、AはB参入せずなら100>300?50>100?Aの選択は前提条件付き、bは下位ゲーム完全均衡)。c正:上記のとおり。d誤:参入規制があるとB=参入せず確定→A:高価格で300、低価格で100→「高価格」選択。よってbとcの「ウ」が正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成27年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第20問)

中小企業診断士トップ

一問一答・予想問題・まとめノート

経済学・経済政策の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小企業診断士の全7073問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業診断士は7科目すべてで6割を取る戦略が王道です。