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経済学・経済政策難易度: 標準2016年度

中小企業診断士 過去問経済学・経済政策 第10問

問題

財政制度の改正にはそれぞれの目的があるが、これは同時に、財政のビルトイン・スタビライザーの機能にも影響する。財政のビルトイン・スタビライザーの機能に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a 子育て支援における低所得者向けの給付の拡充は、ビルトイン・スタビライザーの機能を低下させる。 b 所得税における最高税率の引き上げは、ビルトイン・スタビライザーの機能を高める。 c 生活保護における生活扶助費の引き下げは、ビルトイン・スタビライザーの機能を高める。 d 失業者に対する失業給付の拡充は、ビルトイン・スタビライザーの機能を高める。

選択肢

  1. 1aとc
  2. 2aとd
  3. 3bとc
  4. 4bとd

正解

4. bとd

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解説

ビルトイン・スタビライザー(自動安定化装置)は、景気変動に応じて自動的に総需要を安定化させる仕組み。累進的所得税や失業給付などが該当。a誤:低所得者給付の拡充は所得再分配機能を強化しビルトイン機能を高める方向。b正:累進度が高まる(最高税率引き上げ)ことで景気拡大時の税収増・景気後退時の税収減の幅が大きくなり機能が高まる。c誤:生活扶助の引き下げは景気後退時のセーフティネット機能を弱め機能を低下させる。d正:失業給付拡充は景気後退時の所得補填を強化しビルトイン機能を高める。よってbとdの組み合わせ「エ」が正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成28年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第10問)

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