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企業経営理論難易度: 標準2016年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論 第3問

問題

(設問3)文中の下線部③と関連する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1CSRは、法令遵守を中核とする受動的な考え方であり、その中において企業の社会的責任が、本業と関連性のないチャリティとして遂行されるとする考え方である。
  2. 2かつて近江商人の間で実践されていた「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)の考え方は、CSV(Creating Shared Value)の基本コンセプトであるポジショニング概念の基礎となった。
  3. 3ソサイエタル・マーケティング(societal marketing)の考え方に従うと、マーケターは企業の利益を最大化することで、地域社会や国民経済への貢献を図ることが求められている。
  4. 4マイケル・ポーターが提唱するCSV(Creating Shared Value)の考え方は、社会的価値と経済的価値の両立をうたうものであり、高い収益性の実現を重視するものである。

正解

4. マイケル・ポーターが提唱するCSV(Creating Shared Value)の考え方は、社会的価値と経済的価値の両立をうたうものであり、高い収益性の実現を重視するものである。

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解説

マイケル・ポーターのCSV(共通価値の創造)は、社会課題の解決を通じて経済的価値も同時に生み出すという考え方で、慈善活動的なCSRとは異なり高い収益性と社会的価値の両立を本業の中で追求するものである。エが正しい。アのCSRは現代では受動的・チャリティ的だけでなく能動的・本業統合的な広い概念に発展している。イの「三方よし」は確かにCSVと親和性があるが、CSVの基本コンセプトは「ポジショニング」ではなく「共通価値の創造」。ウのソサイエタル・マーケティングは利益最大化だけでなく顧客・社会の長期的福利の同時実現を求める考え方であり、利益最大化=社会貢献という単純構造ではない。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成28年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第30問 設問3)

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