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企業経営理論難易度: 標準2019年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論 第2問

問題

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 コンピュータのソフトウェアやコンテンツなどのデジタル化された情報財は、製品開発費などの固定費が占める比率が A く、製品1単位を追加的に生産するためにかかる費用が B い傾向があるという特性を有している。 こうした情報財の特性は、製品市場での競争状況や、その状況に基づく競争戦略に影響を与える。特に重要なのは、複数の企業が同様の情報財を供給して、コモディティ化が生じる場合、たとえ当該市場が成長段階にあったとしても、企業間での競争が激化して、最終的には C の水準まで価格が低下してしまう点にある。 そのために、デジタル化された情報財では、その特性を勘案した競争戦略によって、コストリーダーシップや製品差別化を実現することで、コモディティ化に伴う熾烈な価格競争を回避すべきだとされる。例えば、パソコンのオペレーティング・システム(OS)の場合、支配的な地位を確立した企業は、ユーザー数の多さが当該製品の便益の増大につながる D などを背景として、持続的な競争優位を獲得してきた。 (設問2)文中の空欄Dに入る語句として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1オープン・イノベーション
  2. 2デジュール標準
  3. 3ネットワーク外部性
  4. 4リバース・イノベーション
  5. 5リバース・エンジニアリング

正解

3. ネットワーク外部性

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解説

「ユーザー数の多さが当該製品の便益の増大につながる」効果はネットワーク外部性(network externality)と呼ばれ、ウが正解。利用者数が増えるほど対応ソフトや周辺機器が充実し、利用者個々が得る価値も増大する効果で、PCのOSや通信規格・SNS等で典型的に作用する。アのオープン・イノベーションは外部知見を取り込む技術開発の手法(H.チェスブロウ)。イのデジュール標準は政府・国際機関が決定する公的標準(事実上の標準であるデファクト標準と対比される)。エのリバース・イノベーションは新興国発の新製品が先進国に逆流する現象(GE、Govindarajan)。オのリバース・エンジニアリングは完成品を分解・解析して構造を解明する技法。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和元年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第8問 設問2)

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