問題
選択肢
- 1多くの企業にとって、吸収能力を高めることが研究開発投資の最大の目的である。
- 2企業の吸収能力は、新しい知識やスキルを組織内部のメンバーに共有させる組織能力であり、組織内の個人が保有する既存の知識とは関係がない。
- 3企業の吸収能力は、個々の構成メンバーの吸収能力に大きく左右されるため、個人の吸収能力の総和と考えられる。
- 4吸収能力とは、既存知識によって新しい情報の価値に気付き、それを活用する能力である。
- 5吸収能力は、研究開発部門に特有の能力である。
正解
4. 吸収能力とは、既存知識によって新しい情報の価値に気付き、それを活用する能力である。
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解説
コーエンとレビンサールが提唱した吸収能力(absorptive capacity)は「既存の関連知識を基盤として、新しい外部情報の価値を認識・同化・応用する企業の能力」と定義される。よって「既存知識によって新しい情報の価値に気付き、それを活用する能力」とする記述が正しい。研究開発投資の目的は新製品・新プロセス開発で、吸収能力向上は副次的効果に過ぎず「最大の目的」は誤り。吸収能力は組織内の既存知識を基礎として成立するため、個人の既存知識と密接に関係する(無関係は誤り)。また、吸収能力は個人能力の単純和ではなく、組織的なコミュニケーション・知識共有プロセスを通じた組織能力として現れるため、総和以上のものになる。さらに吸収能力は研究開発部門に限らず、製造・マーケティング等すべての機能部門に必要な能力。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和5年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第9問)
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