問題
選択肢
- 1A. キャロルの社会的責任ピラミッドのフレームワークでは、社会貢献責任をピラミッドの土台に、経済的責任を最上部を形成するものと位置づけた。
- 2M. フリードマンによると、企業の社会的責任とは株主利益の最大化であるが、彼の企業の社会的責任論は、法律や社会規範を遵守した上での競争を行うというルールを前提としたものである。
- 3P. ドラッカーによると、20世紀初頭までの経営者に企業経営における社会的責任を意識した者はいなかったので、企業の社会的責任は現代の経営者の持つべき新しい課題であるとした。
- 4企業の社会的責任に関し、R. フリーマンは、企業とステークホルダーは利害を巡って決定的な対立関係にあることを指摘し、両者の相互依存的関係を危険視する主張を展開した。
正解
2. M. フリードマンによると、企業の社会的責任とは株主利益の最大化であるが、彼の企業の社会的責任論は、法律や社会規範を遵守した上での競争を行うというルールを前提としたものである。
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解説
M. フリードマンの「企業の社会的責任とは利益を増大させることである」という主張は、「ゲームのルール(法律や倫理的慣習)の範囲内で公正な競争に従事する」ことを前提条件としており、無制限の利益追求を肯定したものではない。よってM. フリードマンに関する記述が正しい。キャロルの社会的責任ピラミッドは下から「経済的責任(土台)→法的責任→倫理的責任→慈善的(社会貢献)責任(頂上)」の4層で、経済的責任が土台、社会貢献責任が最上部であり「社会貢献責任が土台」とする記述は逆。ドラッカーは「20世紀初頭のロックフェラーやカーネギーなど経営者にも社会的責任意識はあった」と認識しており、社会的責任は完全に新しい課題ではない。R. フリーマンのステークホルダー理論は企業と利害関係者の「相互依存・協調関係」を重視する立場であり、対立関係を強調するものではない。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和5年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第13問)
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