問題
選択肢
- 1アフォーダンスのルールをうまく取り入れたパッケージ・デザインは、製品利用における消費者の利便性を高めることはできないが、地球環境に配慮する行動を自然に促すことはできる。
- 2グローバル市場での製品導入を目指す企業では、パッケージに特定の国で隠語的な意味を持ってしまう言語や記号、表現を避け、地理的境界や文化を超えて利用できる移転可能性が高いブランド要素を使用すべきである。
- 3市場で最大の経営資源とシェアをもつリーダー企業が現在の競争地位を維持するために、チャレンジャーやフォロワーといった競合他社のパッケージと類似のデザインを採用することはない。
- 4パッケージのデザイン開発の現場では、従来型のアンケート調査に加え、アイトラッキングやAI分析を用いた精度の高い調査データが得られるようになっているため、パッケージのリニューアルなどの意思決定において、マーケターの判断は不要になっている。
正解
2. グローバル市場での製品導入を目指す企業では、パッケージに特定の国で隠語的な意味を持ってしまう言語や記号、表現を避け、地理的境界や文化を超えて利用できる移転可能性が高いブランド要素を使用すべきである。
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解説
グローバル市場でのブランド展開では、ブランド要素(ネーム、ロゴ、シンボル、キャラクター、パッケージデザイン等)の「移転可能性(transferability)」が重要な戦略基準で、特定の国・地域でネガティブな意味(隠語、不適切なイメージ、宗教的タブー)を持つ言語・記号を避け、地理的境界や文化を超えて利用できるブランド要素を選定すべきである。よって移転可能性の高いブランド要素に関する記述が正しい。アフォーダンス(環境が示す行為可能性。ノーマンの認知工学概念)を取り入れたデザインは「利便性を高める」のが本来の機能で、環境配慮行動も促進し得るが「利便性を高めることはできない」は誤り(アフォーダンスの本質は利便性向上)。リーダー企業の同質化戦略では、チャレンジャーの差別化を無効化するため類似デザインを採用することがある(「同質化」戦略の典型)。アイトラッキング・AI分析等の精度向上はマーケターの判断を支援するもので、最終的なブランド戦略・コンセプト判断にはマーケターの戦略的視点が依然不可欠(判断不要は誤り)。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和5年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第37問)
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