問題
選択肢
- 1既存の製品を製造する時に使用していた温水に着眼し、その温水を利用してイチゴのハウス栽培を始めた。
- 2新規店舗を開設する際に、目標店舗数を設定するのではなく、許容できる損失額を重視して、段階的に店舗数を増やしていった。
- 3大災害が起こったことによって大きな被害を受けたが、新聞報道などで被災地に注目が集まったことを利用して、自社製品の広告に力を入れた。
- 4他国で戦争が勃発し、エネルギー価格の変動が見込まれるため、過去20年分のデータを精査して、来年度の利益目標を立てた。
- 5発売した新製品に対してある顧客からクレームを受けたが、その顧客に製品改良のための活動に参加してもらい、製品の品質向上を図った。
正解
4. 他国で戦争が勃発し、エネルギー価格の変動が見込まれるため、過去20年分のデータを精査して、来年度の利益目標を立てた。
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解説
サラスバシー(S. Sarasvathy)のエフェクチュエーション理論では、熟達した起業家の意思決定原理として①手中の鳥(手元資源活用)、②許容可能な損失、③クレイジーキルト(パートナーシップ)、④レモネード(偶発活用)、⑤飛行機の中のパイロット(コントロール志向)の5原則を提唱する。これに対し従来の予測ベースの計画的アプローチを「コーゼーション(causation)」と呼ぶ。エは過去データを精査して将来予測に基づく目標設定を行う典型的なコーゼーション的アプローチで、エフェクチュエーションには合致しないため最も不適切で正解。アは「手中の鳥」(既存資源の活用)、イは「許容可能な損失」、ウは「レモネード」(偶発事象の活用)、オは「クレイジーキルト」(顧客とのパートナーシップ)の各原則に該当する。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和6年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第13問)
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