問題
建物に関する次の支出のうち、資本的支出に該当するものの組合せとして正しいものはどれか。ア:避難階段を新たに取り付けた支出、イ:破損した窓ガラスを同程度のものに取り替えた支出、ウ:耐用年数を延長させる大規模改良のうち延長に対応する部分の支出、エ:数年ごとに定期的に行う外壁塗装の支出
選択肢
- 1ア・イ
- 2イ・エ
- 3ウ・エ
- 4ア・ウ
正解
4. ア・ウ
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解説
資本的支出とは、固定資産の価値を高め、又は耐久性(耐用年数)を増すことになる支出をいい、資産の取得原価に加算して以後の期間に減価償却を通じて配分する。「避難階段を新たに取り付けた支出」は従来存在しなかった物理的な付加であり資産価値を高めるため資本的支出に該当し、「耐用年数を延長させる大規模改良のうち延長に対応する部分の支出」も用役提供能力を増大させるため資本的支出となる。したがって正しい組合せはこの二つである。一方、「破損した窓ガラスを同程度のものに取り替えた支出」は原状回復のための支出であり、また「数年ごとに定期的に行う外壁塗装の支出」は通常の維持管理のための支出であるから、いずれも収益的支出として修繕費等の名称で支出時の費用に計上する。資本的支出を誤って費用処理すれば利益の過小計上、収益的支出を誤って資産計上すれば利益の過大計上となり、期間損益計算を歪める点が重要である。
一問一答
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