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企業財産と知的財産難易度:

ビジネス実務法務検定2級 一問一答企業財産と知的財産 第5問

問題

占有権に関する次の記述のうち、最も適切でないものはどれか。

選択肢

  1. 1占有権は、自己のためにする意思をもって物を所持することによって取得する。
  2. 2占有者がその占有を妨害された場合、占有保持の訴えにより妨害の停止および損害賠償を請求できる。
  3. 3占有は代理人によって取得することができ、賃借人が占有する物について賃貸人も占有権を有する。
  4. 4占有権は所有権その他の本権が存在することを前提とする権利であるから、本権を欠く占有者は占有訴権を行使できない。

正解

4. 占有権は所有権その他の本権が存在することを前提とする権利であるから、本権を欠く占有者は占有訴権を行使できない。

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解説

占有権は「本権(所有権・賃借権など占有を正当化する権利)の有無を問わず」、物を事実上支配しているという状態そのものを保護する権利である。したがって本権がなくとも占有者は占有訴権を行使でき、占有権が本権の存在を前提とし本権を欠く者は占有訴権を行使できないとする記述は誤り。占有権は自己のためにする意思と所持により取得し(民法180条)、占有を妨害されれば占有保持の訴え(198条)で妨害排除と損害賠償を請求できる。また占有は代理人を通じても成立し、賃借人が直接占有する物について賃貸人は間接占有を有する(181条)。占有訴権は自力救済を禁じ社会の平和を維持する制度であり、本権の訴えとは別個に行使できる点が重要である。

一問一答

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