問題
貸付金¥2,000,000について、当期末に債務者の財政状態が悪化し貸倒懸念債権に分類した。担保処分見込額¥800,000を控除した残額に対し50%の貸倒引当金を財務内容評価法で設定する(既設定額はない)。
選択肢
- 1(借) 貸倒引当金繰入 1,000,000 / (貸) 貸倒引当金 1,000,000
- 2(借) 貸倒引当金繰入 600,000 / (貸) 貸倒引当金 600,000
- 3(借) 貸倒引当金繰入 1,200,000 / (貸) 貸倒引当金 1,200,000
- 4(借) 貸倒損失 600,000 / (貸) 貸付金 600,000
正解
2. (借) 貸倒引当金繰入 600,000 / (貸) 貸倒引当金 600,000
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解説
正しい仕訳は、借方「貸倒引当金繰入 ¥600,000」、貸方「貸倒引当金 ¥600,000」である。貸倒懸念債権とは、経営破綻には至っていないが債務の弁済に重大な問題が生じている(またはその可能性が高い)債務者に対する債権をいう。この区分には財務内容評価法とキャッシュ・フロー見積法の二つの見積方法があり、本問は前者を用いる。財務内容評価法では、まず債権額から担保の処分見込額や保証による回収見込額を差し引き、回収不能のおそれがある残額を算出し、これに支払能力を踏まえた貸倒見積率を乗じる。計算は、(債権額¥2,000,000-担保処分見込額¥800,000)×50%=¥600,000となる。誤りやすいのは、担保を控除せずに債権全額¥2,000,000へ見積率を掛けたり、¥2,000,000×50%=¥1,000,000としてしまう点である。担保で回収できる部分は貸倒れの危険がないため、必ず先に控除してから見積率を乗じる。なお一般債権は貸倒実績率で引き当てる点で見積方法が異なる。
仕訳問題を解く
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