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金融商品難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題金融商品 第69問

問題

前期にキャッシュ・フロー見積法で貸倒引当金¥70,000を設定した貸付金(帳簿価額¥1,000,000、現在価値¥930,000)について、当期に時の経過により生じる戻入利息相当額を処理する。約定利子率5%、現在価値¥930,000に対する1年分の調整を行い、貸倒引当金を取り崩して受取利息に振り替える。

選択肢

  1. 1(借) 受取利息 46,500 / (貸) 貸倒引当金 46,500
  2. 2(借) 貸倒引当金 46,500 / (貸) 受取利息 46,500
  3. 3(借) 貸倒引当金 70,000 / (貸) 受取利息 70,000
  4. 4(借) 受取利息 50,000 / (貸) 貸倒引当金 50,000

正解

2. (借) 貸倒引当金 46,500 / (貸) 受取利息 46,500

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解説

正しい仕訳は、借方「貸倒引当金 ¥46,500」、貸方「受取利息 ¥46,500」である。キャッシュ・フロー見積法で割引計算を行った場合、時の経過(1年の経過)に伴って将来CFの現在価値は約定利子率の分だけ自然に増加していく。この増加分は、当初見込んだ価値の毀損が時の経過で回復していく部分であり、貸倒引当金を取り崩して受取利息に振り替えることで処理する。金額は、前期末の現在価値¥930,000×約定利子率5%=¥46,500と計算する。借方の貸倒引当金は引当金の減少(取崩)を表し、貸方の受取利息は当期の収益として計上される。誤りやすいのは、貸借を逆にして受取利息を借方に書いてしまう点や、帳簿価額¥1,000,000に利率を掛けてしまう点である。割引の巻き戻しは必ず割引後の現在価値を基礎に計算する。この受取利息は実際の入金を伴わない見積上の利息(戻入利息相当額)であり、毎期末に現在価値を更新していく一連の処理の一部であると理解したい。

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