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圧縮記帳難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題圧縮記帳 第126問

問題

電力会社から工事負担金¥2,000,000を現金で受け取った。これは送電設備の建設に充当するためのものである。工事負担金の受入れの仕訳を示す。

選択肢

  1. 1(借) 現金 2,000,000 / (貸) 前受金 2,000,000
  2. 2(借) 現金 2,000,000 / (貸) 工事負担金受贈益 2,000,000
  3. 3(借) 現金 2,000,000 / (貸) 設備 2,000,000
  4. 4(借) 工事負担金受贈益 2,000,000 / (貸) 現金 2,000,000

正解

2. (借) 現金 2,000,000 / (貸) 工事負担金受贈益 2,000,000

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解説

工事負担金受入れの仕訳は、現金¥2,000,000を借方、工事負担金受贈益¥2,000,000を貸方に計上する。工事負担金とは、電気・ガス・水道などの公益事業者が、需要者から設備の建設資金の一部として受け取る金銭である。返済義務がなく企業の純資産を増加させるため、受領時に工事負担金受贈益を計上し、損益計算書では特別利益に表示する。これは国庫補助金と同じ構造であり、そのまま課税されると設備資金が税金で流出してしまう。そこで設備の取得時に圧縮記帳(直接減額方式なら固定資産圧縮損の計上、積立金方式なら圧縮積立金の設定)を行うことで、受贈益への課税を将来の減価償却を通じて繰り延べることができる。本問は受入段階のみを問うため受贈益の計上で完結する。誤りやすいのは、受領時に前受金として負債計上したり、いきなり設備勘定を直接減額したりする点である。工事負担金は返済不要のため負債ではなく利益として認識し、圧縮記帳は設備取得という別の段階で行う。

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