問題
建物(取得原価¥5,000,000、減価償却累計額¥2,000,000、間接法)が火災で焼失した。当該建物には火災保険が付されている。焼失時に未決算勘定(火災未決算)へ振り替える仕訳を示す。
選択肢
- 1(借) 火災未決算 5,000,000 / (貸) 建物 5,000,000
- 2(借) 火災損失 3,000,000, 建物減価償却累計額 2,000,000 / (貸) 建物 5,000,000
- 3(借) 火災未決算 3,000,000, 建物減価償却累計額 2,000,000 / (貸) 建物 5,000,000
- 4(借) 火災未決算 3,000,000 / (貸) 建物 3,000,000
正解
3. (借) 火災未決算 3,000,000, 建物減価償却累計額 2,000,000 / (貸) 建物 5,000,000
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
保険付き資産の焼失時の仕訳は、火災未決算¥3,000,000・建物減価償却累計額¥2,000,000を借方、建物¥5,000,000を貸方に計上する。火災保険が付されている資産が焼失した場合、最終的な損益は受け取る保険金額が確定して初めて分かる。保険金が帳簿価額を上回れば保険差益、下回れば火災損失となるが、焼失時点ではどちらか未確定である。そこで焼失した資産の帳簿価額をいったん火災未決算(保険金確定までの仮勘定)へ振り替えておく。帳簿価額=取得原価¥5,000,000−減価償却累計額¥2,000,000=¥3,000,000であり、これを火災未決算に計上する。間接法のため累計額¥2,000,000を取り崩し、建物¥5,000,000を消去する。誤りやすいのは、保険が付されているのに焼失時点で火災損失を確定させてしまう点である。保険付きの場合は損益を即時に確定させず、いったん火災未決算で保留し、保険金確定時に差益または差損を認識するのが正しい手順である。
仕訳問題を解く
4分野の700問を学習