問題
のれん(帳簿価額¥1,800,000)について、減損の兆候があり減損損失を認識すべきと判定された。回収可能価額に基づく減損損失は¥800,000である。のれんの減損損失を直接控除方式で計上する仕訳を示す。
選択肢
- 1(借) のれん 800,000 / (貸) 減損損失 800,000
- 2(借) のれん償却 800,000 / (貸) のれん 800,000
- 3(借) 減損損失 1,800,000 / (貸) のれん 1,800,000
- 4(借) 減損損失 800,000 / (貸) のれん 800,000
正解
4. (借) 減損損失 800,000 / (貸) のれん 800,000
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解説
のれんの減損損失の仕訳は、減損損失¥800,000を借方、のれん¥800,000を貸方に計上する。のれんも固定資産の減損会計の対象となる。のれんは超過収益力を表す無形固定資産だが、その収益力が低下し減損の兆候があって認識要件を満たす場合には、回収可能価額まで減額する。本問では回収可能価額に基づく減損損失が¥800,000と算定されているため、これを減損損失として計上し、直接控除方式によりのれんの帳簿価額を直接減額する。減損損失は損益計算書では原則として特別損失に表示する。なお、のれんは平常時には20年以内の規則的償却(のれん償却)を行うが、本問は規則的償却とは別に、収益性低下による減損損失を計上するものである点に注意する。また減損損失を計上した後、回収可能価額が回復してものれんの減損損失の戻入れは行わない。誤りやすいのは、のれんは償却するだけで減損対象外と考えてしまう点や、減損損失をのれん償却として処理してしまう点である。のれんは規則的償却と減損の双方の対象であり、減損は減損損失勘定で処理してのれんを直接減額する点を押さえる。
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