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無形固定資産難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題無形固定資産 第199問

問題

のれんを計上していたが、当期に被取得企業の事業から生じる超過収益力が完全に失われたと判断された。のれんの未償却残高¥1,000,000の全額について減損損失を計上する仕訳を示す(直接控除方式)。

選択肢

  1. 1(借) のれん 1,000,000 / (貸) 減損損失 1,000,000
  2. 2(借) のれん償却 1,000,000 / (貸) のれん 1,000,000
  3. 3(借) 減損損失 1,000,000 / (貸) のれん 1,000,000
  4. 4(借) 減損損失 1,000,000 / (貸) のれん償却累計額 1,000,000

正解

3. (借) 減損損失 1,000,000 / (貸) のれん 1,000,000

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解説

のれんの減損損失の仕訳は、減損損失¥1,000,000を借方、のれん¥1,000,000を貸方に計上する。のれんは、買収により取得した被取得企業の超過収益力を表す無形固定資産である。この超過収益力が当初の見込みを大きく下回り、減損の兆候があって認識要件を満たす場合には、回収可能価額まで帳簿価額を減額する。本問では、被取得企業の事業から生じる超過収益力が完全に失われたと判断されており、のれんの価値はもはや回収不能、すなわち回収可能価額がゼロとみなされる。したがって、のれんの未償却残高¥1,000,000の全額を減損損失として計上し、直接控除方式によりのれんの帳簿価額を全額直接減額する。減損損失は損益計算書では原則として特別損失に表示する。誤りやすいのは、規則的な償却であるのれん償却として処理してしまう点や、一部だけを減額してしまう点である。本問は規則的償却ではなく収益性の完全な喪失による減損であり、回収可能価額がゼロのため未償却残高の全額を減損損失とする。また日本基準ではのれんの減損損失も戻入れは行わない点も併せて押さえる。

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