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退職給付難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題退職給付 第232問

問題

当期に発生した数理計算上の差異¥400,000が貸方差異(年金資産の運用が予想を上回った)であった。平均残存勤務期間8年で当期から定額法により費用処理する。当期の処理額を計上する。

選択肢

  1. 1(借) 退職給付費用 50,000 / (貸) 退職給付引当金 50,000
  2. 2(借) 退職給付引当金 50,000 / (貸) 退職給付費用 50,000
  3. 3(借) 退職給付引当金 400,000 / (貸) 退職給付費用 400,000
  4. 4(借) 退職給付費用 50,000 / (貸) 年金資産 50,000

正解

2. (借) 退職給付引当金 50,000 / (貸) 退職給付費用 50,000

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解説

本問の数理計算上の差異は貸方差異であり、年金資産の実際の運用成果が期待運用収益を上回ったことなどにより、退職給付引当金を減少させる方向に働く差異である。これも借方差異と同様、発生時に一括処理せず平均残存勤務期間以内の一定の年数で按分し費用処理する。定額法による当期処理額=¥400,000÷8年=¥50,000となり、貸方差異であるため退職給付費用(費用)を減少させ、相手勘定として退職給付引当金(負債)を減少させる。すなわち借方に退職給付引当金、貸方に退職給付費用を計上する形となる。要点は差異の方向と仕訳の向きの対応で、年金資産が予想より増えれば引当金は純額で減るため費用も減る、という意味づけで覚えると貸借を取り違えにくい。総額¥400,000ではなく当期負担分の¥50,000のみを処理し、残額は翌期以降に継続して費用処理する点、また借方差異であれば逆に費用と引当金をともに増加させる点も対比して理解しておく。

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