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退職給付難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題退職給付 第233問

問題

企業年金制度を採用している企業が、決算で退職給付費用(勤務費用¥1,000,000・利息費用¥400,000・期待運用収益¥300,000)を計上した。同時に当期に拠出した掛金¥600,000は当座預金から支払い済みで適切に処理されている。決算時の退職給付費用の計上仕訳として正しいものはどれか。

選択肢

  1. 1(借) 退職給付費用 1,100,000 / (貸) 退職給付引当金 1,100,000
  2. 2(借) 退職給付費用 1,700,000 / (貸) 退職給付引当金 1,700,000
  3. 3(借) 退職給付費用 700,000 / (貸) 退職給付引当金 700,000
  4. 4(借) 退職給付引当金 1,100,000 / (貸) 退職給付費用 1,100,000

正解

1. (借) 退職給付費用 1,100,000 / (貸) 退職給付引当金 1,100,000

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解説

本問で問われているのは決算時の退職給付費用の計上仕訳である。退職給付費用は勤務費用+利息費用−期待運用収益で算定し、¥1,000,000+¥400,000−¥300,000=¥1,100,000となる。これを退職給付費用(費用)として計上し、退職給付引当金(負債)を同額増加させる。ここで注意すべきは掛金¥600,000の扱いで、掛金の拠出は年金資産を増加させ退職給付引当金を減少させる別個の取引であり、本問では当座預金から支払い済みで適切に処理されていると明示されている。したがって決算時の費用計上の仕訳に掛金¥600,000を含めてはならず、費用に加算したり差し引いたりするのは誤りである。掛金拠出と退職給付費用の計上は時点も意味も異なる独立した処理である点を切り分けることが正答の鍵となる。期待運用収益は費用を減らす減算項目である一方、実際に拠出した掛金は引当金を減らす取引であって費用計算とは無関係である、という対応関係を押さえておきたい。

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