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自己株式難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題自己株式 第293問

問題

決算において、その他資本剰余金が借方残高¥80,000となった(自己株式処分差損の控除によるもの)。会計基準に従い、この借方残高を繰越利益剰余金で補てんする。

選択肢

  1. 1(借) 繰越利益剰余金 80,000 / (貸) その他資本剰余金 80,000
  2. 2(借) その他資本剰余金 80,000 / (貸) 繰越利益剰余金 80,000
  3. 3(借) 資本準備金 80,000 / (貸) その他資本剰余金 80,000
  4. 4(借) 繰越利益剰余金 80,000 / (貸) 自己株式 80,000

正解

1. (借) 繰越利益剰余金 80,000 / (貸) その他資本剰余金 80,000

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解説

結論として、その他資本剰余金が期末に借方残高¥80,000(マイナス)となった場合は、繰越利益剰余金¥80,000を取り崩してその他資本剰余金へ振り替え、その他資本剰余金の残高をゼロに補てんする。計算過程は単純で、補てん額=借方残高の絶対額¥80,000であり、借方に繰越利益剰余金、貸方にその他資本剰余金を同額計上する。理論的背景として、その他資本剰余金は本来マイナスの残高をとることが想定されておらず、自己株式処分差損などの控除によって期末に借方残高が生じた場合には、自己株式等会計基準に従って繰越利益剰余金で補てんし、貸借対照表上はマイナス表示を残さない。誤りやすい点として、補てんの方向を逆にしてその他資本剰余金から繰越利益剰余金へ振り替えたり、資本準備金で穴埋めしたりする処理が考えられるが、いずれも誤りである。資本剰余金のマイナスを利益剰余金で吸収するというこの処理は、日商2級では扱わない1級特有の決算整理論点である。

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