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収益認識難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題収益認識 第357問

問題

当社が自ら商品を仕入れて顧客に販売する本人に該当する取引で、商品¥1,000,000を現金で販売した(原価¥850,000)。本人取引として収益認識する仕訳(収益側のみ)を行う。

選択肢

  1. 1(借) 現金 1,000,000 / (貸) 売上 1,000,000
  2. 2(借) 現金 1,000,000 / (貸) 手数料収入 150,000, 預り金 850,000
  3. 3(借) 現金 150,000 / (貸) 売上 150,000
  4. 4(借) 現金 1,000,000 / (貸) 売上 850,000, 手数料収入 150,000

正解

1. (借) 現金 1,000,000 / (貸) 売上 1,000,000

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解説

結論として本人に該当する場合、収益は顧客から受け取る対価の総額(¥1,000,000)で認識し、(借)現金1,000,000(貸)売上1,000,000とする。代理人と異なり純額表示はしない。理論的に、企業が顧客に提供する財・サービスを自ら支配してから顧客に移転する場合、すなわち提供に主たる責任を負い、在庫リスクを負担し、価格決定の裁量を有する場合は本人と判定される。本人に該当する企業は、顧客との取引から得る対価の総額を収益として認識し、仕入先等へ支払う額は売上原価として費用計上する。本問は自ら商品を仕入れて販売しているため本人であり、売上は総額¥1,000,000、原価¥850,000は売上原価となる(収益側は総額売上)。誤りやすい点は、利幅¥150,000のみを収益とする純額処理をしてしまうことである。純額処理は代理人の場合の取扱いであり、本人では総額で売上計上する。本人と代理人の判定は収益の金額(総額か純額か)を左右する重要論点で、支配の有無・主たる責任・在庫リスク・価格裁量を総合的に検討して決定する。

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