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合併・連結難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題合併・連結 第415問

問題

吸収合併に際し、被取得企業の保有していた繰延税金資産等は考慮しない前提で、当社はK社の諸資産(時価)¥500,000・諸負債(時価)¥150,000を受け入れ、対価として交付した株式の時価総額(全額資本金)¥300,000であった。合併の仕訳として正しいものを選びなさい。

選択肢

  1. 1(借) 諸資産 500,000, のれん 50,000 / (貸) 諸負債 150,000, 資本金 400,000
  2. 2(借) 諸資産 500,000 / (貸) 諸負債 150,000, 資本金 350,000
  3. 3(借) 諸資産 500,000 / (貸) 諸負債 150,000, 資本金 300,000, 負ののれん発生益 50,000
  4. 4(借) 諸資産 500,000, のれん 50,000 / (貸) 諸負債 150,000, 資本金 300,000, 負ののれん発生益 100,000

正解

3. (借) 諸資産 500,000 / (貸) 諸負債 150,000, 資本金 300,000, 負ののれん発生益 50,000

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解説

パーチェス法では受入資産・負債を時価評価し、取得原価が受入純資産を下回る場合は差額を負ののれんとして処理する。受入純資産(時価)=諸資産500,000−諸負債150,000=350,000を算定し、取得原価は交付株式の時価総額300,000である。取得原価300,000が受入純資産350,000を下回るため、その差額350,000−300,000=50,000は負ののれん発生益として処理する。仕訳は借方に諸資産500,000、貸方に諸負債150,000・資本金300,000・負ののれん発生益50,000となり貸借が一致する。負ののれん発生益は損益計算書の特別利益に計上し、資産計上して償却することはしない。誤りやすいのは、差額を借方にのれんとして計上する点や、資本金を取得原価300,000ではなく純資産350,000に合わせてしまう点である。取得原価が純資産を下回るときは負ののれん、その金額は純資産から取得原価を差し引いた差額という対応関係を正確に押さえることが重要である。

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