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個別原価計算難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題個別原価計算 第585問

問題

当月末に未完成の製造指図書No.601の集計原価は¥420,000である。これは月末仕掛品として仕掛品勘定に残し製品への振替は行わない。この場合の処理として正しいものを選びなさい。

選択肢

  1. 1(借) 製品 420,000 / (貸) 仕掛品 420,000
  2. 2(借) 売上原価 420,000 / (貸) 仕掛品 420,000
  3. 3仕訳なし(未完成のため仕掛品勘定に残す)
  4. 4(借) 仕掛品 420,000 / (貸) 製品 420,000

正解

3. 仕訳なし(未完成のため仕掛品勘定に残す)

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解説

結論として、当月末に未完成の製造指図書No.601の集計原価¥420,000は月末仕掛品として仕掛品勘定にそのまま残るため、製品への振替仕訳は行わず「仕訳なし」が正しい。計算面では、当月中に投入した直接材料費・直接労務費・製造間接費が¥420,000仕掛品に積み上がっているが、完成していない以上これを製品へ移す根拠がない。理論上、個別原価計算では完成した指図書の原価だけを仕掛品から製品へ振り替え、未完成の指図書原価はそのまま仕掛品勘定の残高(次月繰越の月末仕掛品)として翌月へ引き継ぐ。勘定連絡上、この金額は翌月以降に追加原価を集計して完成した時点で初めて製品へ振り替えられる。注意点として、未完成なのに製品や売上原価へ振り替える仕訳を切ってしまう誤りに注意する。仕掛品を借方・製品を貸方とする逆仕訳も誤りである。

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