問題
高圧受電設備の地絡保護において、地絡電流の「大きさ」だけでなくその「向き(方向)」も判別することで、構内の地絡事故ともらい事故(系統側の地絡)を区別できる継電器はどれか。
選択肢
- 1地絡方向継電器(DGR)
- 2過電流継電器(OCR)
- 3不足電圧継電器(UVR)
- 4過電圧継電器(OVR)
正解
1. 地絡方向継電器(DGR)
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解説
結論として地絡方向継電器(DGR)である。理由は、地絡方向継電器は零相変流器(ZCT)が検出する零相電流と、零相電圧(ZPD等で検出)の位相関係から地絡電流の向きを判別し、構内側で発生した地絡のときだけ動作するように構成できるため、系統側の地絡による「もらい事故(不必要動作)」を避けて選択的に保護できるからである。誤答を検討すると、過電流継電器(OCR)は短絡・過負荷の過大電流を検出する継電器で地絡の方向判別はしない、不足電圧継電器(UVR)は電圧低下、過電圧継電器(OVR)は電圧上昇を検出する継電器で地絡保護とは目的が異なる。単純な地絡継電器(GR)は地絡電流の大きさのみで動作するため系統側地絡で不要動作することがあるのに対し、DGRは方向を見て構内事故だけを切り離せる点が要点で、ケーブルこう長が長く対地静電容量が大きい設備で特に有効である。
一問一答
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