問題
次の文章の要旨として、最も適切なものはどれか。 民主主義社会において、情報公開制度が重要な意義を持つ理由は、単に行政の透明性を確保するためだけではない。国民が行政の活動を監視し、その問題点を指摘することで、行政の説明責任を果たさせ、ひいては国民の行政への参加を促進する機能を持っている。しかし、すべての情報が無条件に公開されるべきではなく、個人のプライバシーや国の安全に関する情報など、公開することが適当でない情報については不開示とする必要がある。重要なのは、公開と不開示のバランスを適切に保つことである。
選択肢
- 1情報公開制度はすべての行政情報を無条件に公開すべきである。
- 2個人のプライバシー保護が情報公開制度の最も重要な目的である。
- 3情報公開制度は行政の透明性確保と国民参加の促進に意義があるが、公開と不開示のバランスが重要である。
- 4国の安全に関する情報は常に不開示とすべきである。
- 5情報公開制度は行政の説明責任を免除するための制度である。
正解
3. 情報公開制度は行政の透明性確保と国民参加の促進に意義があるが、公開と不開示のバランスが重要である。
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解説
本文は、①情報公開制度の意義は透明性確保にとどまらず、行政の説明責任の確保と国民の行政参加の促進にあること、②他方ですべての情報を無条件に公開すべきではなく、プライバシーや国の安全に関する情報は不開示とする必要があること、③結論として「公開と不開示のバランスを適切に保つこと」が重要であること、という三段構成である。この全体を過不足なく要約した肢3が正解となる。肢1は「無条件に公開すべき」とする点で本文の②と正面から矛盾する。肢2はプライバシー保護を「最も重要な目的」とするが、本文はこれを不開示が必要な場合の例として挙げたにすぎない。肢4は「常に不開示」と断定する点で、バランスを説く本文の趣旨に反する。肢5は説明責任を「免除する」とするが、本文は説明責任を「果たさせる」制度と述べており真逆である。要旨把握問題では、本文の一部のみを切り取った肢や、「すべて」「常に」など本文にない断定を加えた肢を消去するのが定石であり、文章理解は確実な得点源としたい。
一問一答
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