問題
次の事例を読んで、問いに答えなさい。【事例】Lさん(80歳、女性)は要介護1で、夫を亡くしてから一人暮らし。物忘れが少しずつ目立ち、アルツハイマー型認知症と診断された。ある日、訪問した介護福祉職に「通帳がない。ヘルパーさんが盗ったんじゃないか」と興奮した様子で訴えた。──このときのLさんの状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
- 1もの盗られ妄想
- 2幻聴
- 3失認
- 4見当識障害
- 5うつ病
正解
1. もの盗られ妄想
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解説
自分でしまい忘れた物を「盗まれた」と思い込み、身近で世話をしてくれる人(家族やヘルパーなど)を疑う症状を「もの盗られ妄想」といい、アルツハイマー型認知症の行動・心理症状(BPSD)としてよくみられる。記憶障害により自分でしまったことを忘れることが背景にある。幻聴は実際にない音・声が聞こえること、失認は対象を正しく認識できないこと、見当識障害は時間・場所・人がわからなくなること、うつ病は気分の障害であり、いずれも「盗られた」という訴えそのものを説明する状態ではない。否定や反論を避け、不安に寄り添う対応が望まれる。
一問一答
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