問題
次の事例を読んで、問いに答えなさい。【事例】Lさん(72歳、男性)は3か月前に脳梗塞を発症し、右片麻痺と軽い運動性失語が残った。リハビリを経て自宅に退院し、要介護2で訪問介護と通所リハビリを利用している。意欲はあるが、言葉が出にくく、自分の思いをうまく伝えられずいらだつことがある。──問1:Lさんとのコミュニケーションの工夫として、最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
- 1言葉が出にくいので、Lさんが話し終える前に介護職が先回りして話を進める
- 2「はい・いいえ」で答えられる質問や、絵・写真・身振りを併用し、ゆっくり待つ姿勢で関わる
- 3理解できないと決めつけ、Lさんではなく家族とだけ話を進める
- 4話せないのは意欲の問題なので、早く話すよう強く促す
- 5会話は難しいので、できるだけ話しかけないようにする
正解
2. 「はい・いいえ」で答えられる質問や、絵・写真・身振りを併用し、ゆっくり待つ姿勢で関わる
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解説
運動性失語(ブローカ失語)は、言葉の理解は比較的保たれるのに、言いたい言葉がうまく出てこない状態である。Lさんは意欲があり理解もできるため、本人を尊重し、伝えたい思いを汲み取る関わりが大切である。「はい・いいえ」で答えられる閉じられた質問、絵カードや写真・実物・ジェスチャーの併用、選択肢を示す方法などが有効で、言葉に詰まっても先取りせずゆっくり待つ。先回りして話を進めたり、家族とだけ話したりするのは本人の尊厳を損なう。話せないことを意欲の問題と誤解して急かすのは不適切で、いらだちを強める。話しかけないのは交流の機会を奪うため、根気よくコミュニケーションを工夫する姿勢が求められる。
一問一答
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