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管理会計論難易度: 標準

公認会計士 一問一答管理会計論 第188問

問題

「予算スラック(バジェタリー・スラック)」の説明として最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1予算に含まれない偶発的な支出に備える予備費のこと
  2. 2実績が予算を大幅に上回った場合に生じる有利差異の累積額
  3. 3複数期間の予算を連続的に更新するローリング方式のこと
  4. 4予算目標の達成を容易にするため、収益を低めに費用を高めに見積もるなど意図的に余裕をもたせて設定される予算上の緩み

正解

4. 予算目標の達成を容易にするため、収益を低めに費用を高めに見積もるなど意図的に余裕をもたせて設定される予算上の緩み

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解説

予算スラック(バジェタリー・スラック)とは、予算編成に関与する管理者が、自らの業績評価上の目標達成を容易にするために、収益(売上)を意図的に低めに、費用を高めに見積もることで予算に意図的な余裕(緩み)をもたせる現象をいう。よって意図的に余裕をもたせる予算上の緩みとする内容が正しい。実績が予算を上回った有利差異の累積額とする内容は差異分析の結果であって予算スラックの定義ではないため誤りである。複数期間の予算を連続更新するのはローリング予算(継続予算)の説明であり、予算スラックとは別の概念であるため誤りである。偶発的支出に備える予備費とする内容は、正当な見積もりに基づく予備費の話であり、業績評価を有利にする意図的な緩みである予算スラックとは異なるため誤りである。予算スラックは参加型予算編成で生じやすく、業績評価と予算編成を結びつける際の問題点として論じられる。

一問一答

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