問題
財務諸表監査が社会的に必要とされる理由に関する説明として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1経営者と外部の利害関係者との間に情報の非対称性が存在し、独立の第三者による検証がなければ財務情報の信頼性を確保しにくいためである。
- 2経営者が自ら作成した財務情報は常に信頼できるため、監査は形式的な手続として要求されるにすぎない。
- 3財務諸表利用者が自ら容易に企業内部の会計記録を閲覧・検証できるため、監査が補完的に必要とされる。
- 4監査は企業の株価を引き上げることを直接の目的として制度化されている。
正解
1. 経営者と外部の利害関係者との間に情報の非対称性が存在し、独立の第三者による検証がなければ財務情報の信頼性を確保しにくいためである。
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解説
経営者は企業内部の会計情報に精通する一方、外部の投資者や債権者はこれに直接アクセスできず、両者の間には情報の非対称性が存在する。この非対称性の下では経営者が自己に有利な情報を提供する誘因もあり得るため、独立の第三者たる監査人による検証が財務情報の信頼性確保に不可欠となる。したがって「情報の非対称性を理由とする」記述が正しい。「経営者の作成情報が常に信頼できる」との記述は、監査を必要とする前提そのものを否定しており誤り。「利用者が容易に会計記録を閲覧・検証できる」との記述は、外部者のアクセス困難という現実に反し誤り。「株価引上げを直接の目的とする」との記述は、監査の目的が財務情報の信頼性確保にある点と異なり誤りである。
一問一答
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