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監査論難易度: 標準

公認会計士 一問一答監査論 第63問

問題

重要性の基準値を決定する際の指標(ベンチマーク)の選択に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1税引前利益、売上高、総資産、純資産など、企業の状況に応じた適切な指標を基礎として選択し、これに一定の割合を乗じて算定することが多い
  2. 2重要性の基準値は必ず売上高の一定割合として算定しなければならず、他の指標を用いてはならない
  3. 3重要性の基準値は指標を用いず、監査人の直感のみによって定めるのが原則である
  4. 4重要性の基準値の指標は毎期同一の科目を機械的に用いなければならず、企業の状況の変化を考慮してはならない

正解

1. 税引前利益、売上高、総資産、純資産など、企業の状況に応じた適切な指標を基礎として選択し、これに一定の割合を乗じて算定することが多い

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解説

監査基準委員会報告書320によれば、重要性の基準値の決定には職業的専門家としての判断が求められ、多くの場合、税引前利益、売上高、売上総利益、費用合計、純資産、総資産などから、企業の性質・所有構造・資金調達の状況、利用者の関心の対象などに照らして適切な指標を選択し、これに一定の割合を乗じる方法が用いられる。継続的な赤字企業では利益指標が不安定なため売上高や総資産を用いるなど、状況に応じた選択が求められる。したがって「必ず売上高の一定割合とし他の指標を用いてはならない」は選択の柔軟性を否定するもので誤りである。重要性の基準値は指標と割合を用いて合理的に算定するものであり、「指標を用いず監査人の直感のみで定める」は誤りである。企業の状況が変化すれば適切な指標も変わり得るから、「毎期同一の科目を機械的に用い状況の変化を考慮しない」も誤りである。

一問一答

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