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監査論難易度:

公認会計士 一問一答監査論 第64問

問題

監査の進行中に、当初設定した重要性の基準値の算定基礎とした情報が変化したことが判明した。この場合の対応として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1重要性の基準値は監査開始時に確定するものであり、いかなる事情があっても監査期間中に見直してはならない
  2. 2重要性の基準値の見直しは監査報告書の日付の後にのみ行うことができる
  3. 3当初の重要性の基準値と異なる金額とすべき情報を入手した場合には基準値を改訂し、必要に応じて手続実施上の重要性や監査手続の種類・時期・範囲を見直す
  4. 4重要性の基準値を改訂する場合、監査人の判断だけでは足りず被監査会社の取締役会の承認を要する

正解

3. 当初の重要性の基準値と異なる金額とすべき情報を入手した場合には基準値を改訂し、必要に応じて手続実施上の重要性や監査手続の種類・時期・範囲を見直す

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解説

監査基準委員会報告書320によれば、監査人は監査の実施過程で、当初決定した重要性の基準値と異なる金額を設定すべきであったことを示す情報を新たに入手した場合には、重要性の基準値を改訂する。例えば当初は予想利益に基づき算定したが、実績が大きく乖離した場合などである。基準値を改訂したときは、手続実施上の重要性を見直す必要があるか、また監査手続の種類・時期・範囲が引き続き適切かを再検討する。したがって「いかなる事情があっても見直してはならない」は継続的な見直しの要請に反し誤りである。重要性の見直しは監査の実施過程で行うものであり、「監査報告書の日付の後にのみ行える」は時期が誤っている。重要性の基準値は監査人が職業的専門家としての判断で決定・改訂するものであり、「被監査会社の取締役会の承認を要する」は監査の独立性の観点からも誤りである。

一問一答

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