問題
決算日後、監査報告書日までの間に重要な災害により企業の主要な生産設備が損壊し、その影響が財務諸表に注記として適切に開示された。監査人がこの事項について利用者の注意を喚起することが適当と判断した場合の対応として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1注記されている以上、監査報告書には何も記載しない
- 2無限定適正意見を表明した上で、当該後発事象について強調事項区分を設けて記載する
- 3当該事象を理由に限定付適正意見を表明する
- 4当該事象を監査上の主要な検討事項(KAM)として意見の根拠区分に記載する
正解
2. 無限定適正意見を表明した上で、当該後発事象について強調事項区分を設けて記載する
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解説
財務諸表に適切に注記された重要な後発事象について、監査人が利用者の注意を喚起することが適当と判断した場合には、無限定適正意見を表明した上で強調事項区分を設けて当該事項を記載し、あわせて関連する注記を参照する(監査基準報告書706)。したがって強調事項区分に記載するとする内容が正解。「何も記載しない」とする内容は、注意喚起が適当と判断した監査人の対応として不十分であり誤り。「限定付適正意見」とする内容は、適切に注記され虚偽表示がない以上、除外事項付意見の要件を満たさず誤り。「KAMとして意見の根拠区分に記載する」とする内容は、KAMが専用の区分に記載されるものであり意見の根拠区分ではない点で誤りである。
一問一答
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