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監査論難易度: 標準

公認会計士 一問一答監査論 第68問

問題

「固有リスク」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1固有リスクは監査人が実施する監査手続の種類や範囲によって直接引き下げられるリスクである
  2. 2固有リスクは内部統制の運用状況の不備によってのみ生じるリスクである
  3. 3関連する内部統制が存在しないと仮定した場合に、アサーションに虚偽表示が生じる可能性であり、取引や勘定の性質などに起因する
  4. 4固有リスクは常にゼロと評価され、監査計画に影響を与えない

正解

3. 関連する内部統制が存在しないと仮定した場合に、アサーションに虚偽表示が生じる可能性であり、取引や勘定の性質などに起因する

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解説

監査基準委員会報告書200によれば、固有リスクとは、関連する内部統制が存在しないと仮定した場合において、アサーション(経営者の主張)に虚偽表示が生じる可能性をいい、その虚偽表示は個別に又は他の虚偽表示と集計すると重要となる可能性がある。固有リスクは、複雑な計算を要する取引、見積りの不確実性が高い項目、不正の機会が大きい現金取引など、取引・勘定・注記の性質そのものに起因する。固有リスクは企業の事業や取引の性質に由来するものであり、監査人の監査手続によって直接引き下げられるものではないから、「監査手続の種類や範囲によって直接引き下げられる」は誤りである。内部統制の不備によって生じるのは統制リスクであるから、「内部統制の運用状況の不備によってのみ生じる」は固有リスクと統制リスクを混同しており誤りである。取引の性質によっては固有リスクは高く評価されるため、「常にゼロと評価され監査計画に影響を与えない」も誤りである。

一問一答

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