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監査論難易度:

公認会計士 一問一答監査論 第100問

問題

財務諸表監査における内部統制の評価と、金融商品取引法上の内部統制監査(内部統制報告制度)との関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1財務諸表監査での内部統制の評価は、経営者の作成した内部統制報告書に対して意見を表明することそのものを目的とする
  2. 2財務諸表監査における内部統制の理解・評価は重要な虚偽表示リスクの評価と監査手続の立案のために行われるものであり、内部統制報告書に対して意見を表明する内部統制監査とは目的を異にする
  3. 3財務諸表監査を実施すれば内部統制監査は自動的に完了するため、内部統制監査を別途実施する必要はない
  4. 4内部統制監査における有効性の評価基準は財務諸表監査における重要性の基準値と常に一致する

正解

2. 財務諸表監査における内部統制の理解・評価は重要な虚偽表示リスクの評価と監査手続の立案のために行われるものであり、内部統制報告書に対して意見を表明する内部統制監査とは目的を異にする

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解説

財務諸表監査における内部統制の理解・評価は、監査基準委員会報告書315等に基づき、重要な虚偽表示リスクを識別・評価し、これに対応する監査手続(リスク対応手続)を立案・実施するために行われるものである。これに対し金融商品取引法上の内部統制監査は、経営者が作成した財務報告に係る内部統制報告書における内部統制の有効性の評価結果に対して監査人が意見を表明することを目的とし、両者は目的を異にする。したがって財務諸表監査での内部統制評価は、それ自体が内部統制報告書への意見表明を目的とするものではないから、「経営者の内部統制報告書に対して意見を表明することそのものを目的とする」は誤りである。両者は目的が異なる別個の監査であり、財務諸表監査の実施によって内部統制監査が自動的に完了するわけではないから、「財務諸表監査を実施すれば内部統制監査は自動的に完了する」は誤りである。内部統制の有効性評価の基準と財務諸表監査の重要性の基準値は別個に判断されるものであり、「常に一致する」も誤りである。

一問一答

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