問題
監査人が、通常の事業過程から外れた重要な関連当事者との取引を識別した場合の対応として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1関連当事者との取引であることが判明した以上、それ以上の検討は行わず不正と断定する
- 2経営者が作成した契約書が存在すれば、取引の事業上の合理性を検討する必要はない
- 3当該取引は重要性がないものとみなし、監査調書に記載しない
- 4取引の実在性や条件、事業上の合理性の有無、適切な承認・是認の有無を検討し、必要に応じて不正リスクとしての影響を評価する
正解
4. 取引の実在性や条件、事業上の合理性の有無、適切な承認・是認の有無を検討し、必要に応じて不正リスクとしての影響を評価する
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解説
通常の事業過程から外れた重要な関連当事者との取引を識別した場合、監査人は取引の契約条件が経営者の説明と整合しているか、取引が適切に会計処理・開示されているか、取引に事業上の合理性があるか、又は不正な財務報告や資産の流用を示唆していないか等を検討し、必要な承認・是認が得られているかを確かめなければならない(監基報550)。したがって関連当事者取引であることのみをもって「それ以上の検討は行わず不正と断定する」のは短絡的で誤り。契約書の存在は形式にすぎず、「事業上の合理性を検討する必要はない」とはいえず誤り。通常の過程から外れた重要な取引を「重要性がないものとみなし監査調書に記載しない」のは不適切であり誤り。
一問一答
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