問題
監査人が監査上の主要な検討事項(KAM)を記載するにあたり、その内容に企業が一般に公表していない情報が含まれる可能性がある場合の対応として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1未公表情報は監査人の判断で自由に記載してよい
- 2未公表情報が含まれる場合はKAMの記載を一切行わない
- 3経営者の許可なく監査人が独自の判断で企業の機密情報をすべて開示する
- 4KAMの記載が企業に関する未公表情報の提供となる場合があることを踏まえ、経営者に追加的な情報開示を促し、必要に応じて監査役等と協議した上で、監査人としての記載の要否を判断する
正解
4. KAMの記載が企業に関する未公表情報の提供となる場合があることを踏まえ、経営者に追加的な情報開示を促し、必要に応じて監査役等と協議した上で、監査人としての記載の要否を判断する
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解説
KAMの記載は結果として企業に関する未公表情報を提供することとなる場合があるため、監査人はまず経営者に対し関連する情報の開示を促すことが期待される(監査基準報告書701)。その上で、開示が行われない場合でも監査人はKAMとして記載する必要があると判断すればその旨を記載しうるが、記載内容は監査の観点から必要な範囲にとどめ、監査役等とも協議する。したがって経営者への開示慫慂と監査役等との協議を踏まえて判断するとする内容が正解。「自由に記載してよい」「機密情報をすべて開示する」とする内容は、記載範囲や守秘の観点を無視し誤り。「一切記載しない」とする内容は、未公表情報を理由に必要なKAMの記載を放棄する点で誤りである。
一問一答
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