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管理会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問管理会計論 第251問

問題

当社は,当期において自社の製造能力をフルに活用して,部品Aと部品Bを製造しそれらを組み合わせて製品Xを1,000台製造販売している。現在当社は,次期より部品Bの全てを外部から購入し,それにより生じる製造能力を利用して,新たに製品Yを製造販売することを検討している。次の〔資料〕に基づき,次期において見積もられる利益増加額の最大額として正しいものの番号を一つ選びなさい。 〔資料〕 1.当期における製品Xの販売価格は10,000円/台であり,次期も同じ予定である。次期以降も製品Xには需要があり,製造すれば全て販売可能であると予測される。 2.製品X1台は,部品A1個と部品B1個を組み合わせて製造する。部品Aと部品Bの1個当たり標準製造原価は次のとおりである。部品Aの1個当たり標準製造原価は次期も変わらない。
費目部品A部品B
直接材料費1,000円/kg×1kg=1,000円1,500円/kg×1kg=1,500円
直接労務費800円/時間×1直接作業時間=800円800円/時間×2直接作業時間=1,600円
変動製造間接費500円/時間×1機械稼働時間=500円500円/時間×2機械稼働時間=1,000円
3.部品Aと部品Bの原価以外に発生する製品X1台当たり標準製造原価は次のとおりである。これらは次期も変わらない。
費目製品X
直接労務費800円/時間×1直接作業時間=800円
変動製造間接費500円/時間×0.5機械稼働時間=250円
4.当期に利用可能な製造能力は,直接作業時間4,000時間,機械稼働時間3,500時間である。これらは次期も変わらない。 5.製品Yの予定販売価格は12,000円/台である。次期の製品Yの需要は最大で400台と見積もられている。 6.部品Bの予定購入価格は5,000円/個である。次期の製品Xと製品Yの製造に必要な部品Bは全て購入可能である。 7.製品Y1台は,部品A1個と部品B1個を組み合わせて製造する。このとき,部品Aと部品Bの原価以外に発生する製品Y1台当たり標準製造原価は次のとおりである。
費目製品Y
直接労務費800円/時間×2直接作業時間=1,600円
変動製造間接費500円/時間×1機械稼働時間=500円
8.次期に部品Bを外部から購入することで,部品Bの製造に利用していた製造能力は,全て部品A,製品Xおよび製品Yの製造に利用可能である。 9.当期および次期ともに,期首と期末の棚卸資産は存在しない。

選択肢

  1. 12,600,000 円
  2. 22,060,000 円
  3. 31,700,000 円
  4. 41,040,000 円
  5. 5800,000 円
  6. 6140,000 円

正解

5. 800,000 円

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解説

正解は「800,000円」。①当期の利益:製品X1台当たり変動製造原価=部品A(1,000+800+500=2,300)+部品B(1,500+1,600+1,000=4,100)+組立(800+250=1,050)=7,450円、貢献利益=10,000-7,450=2,550円。1,000台で2,550,000円(直接作業時間4,000時間・機械稼働時間3,500時間を全て使用)。②次期:部品Bを5,000円で購入すると、製品X1台の貢献利益=10,000-(2,300+5,000+1,050)=1,650円、必要能力は直接作業2時間・機械1.5時間。製品Y1台の貢献利益=12,000-(2,300+5,000+2,100)=2,600円、必要能力は直接作業3時間・機械2時間(需要上限400台)。制約1時間当たりの貢献利益はいずれも製品Yが大きい(直接作業:X825円<Y867円、機械:X1,100円<Y1,300円)ため、まず製品Yを400台製造し、残りの能力で製品Xを製造する。残り能力=直接作業4,000-1,200=2,800時間→X1,400台、機械3,500-800=2,700時間→X1,800台なので、直接作業時間が制約となりXは1,400台。③次期の利益=1,400×1,650+400×2,600=2,310,000+1,040,000=3,350,000円。利益増加額の最大額=3,350,000-2,550,000=800,000円。(出典: 令和7年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 管理会計論 問題15)

一問一答

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