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財務会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問財務会計論 第274問

問題

次の〔資料Ⅰ〕および〔資料Ⅱ〕に基づき,当期(X1年4月1日~X2年3月31日)末の貸借対照表における当座預金の金額として正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,当社が有する当座預金は,〔資料Ⅰ〕および〔資料Ⅱ〕に関する事項のみである。 〔資料Ⅰ〕 1.当社は取引銀行と借越限度額を5,000,000円とする当座借越契約を結んでいる。なお,当座借越が生じている際の利息は考慮しない。 2.X2年3月31日現在,当座預金出納帳には次のように記入されている(一部未記入)。なお,同一の内容が会計処理に反映されている。 当座預金出納帳(単位:円)
X2年摘要預入引出借/貸残高
………………………………
3月20日備品購入代金の支払い1,275,0001,250,000
3月25日
3月30日掛代金の回収(丙社)1,250,000
3月31日
〔資料Ⅱ〕 当期末の決算のために取引銀行から決算日の残高証明書および決算日前後の当座預金の増減を記録した帳票を取り寄せたところ,当座預金勘定の残高と銀行残高証明書の金額の差異の原因として,次の⑴~⑸の事項が明らかになった。3月20日から31日にかけて当座預金勘定および当座預金出納帳に関連する取引は,⑴~⑸の事項のみである。 ⑴ 備品購入代金の支払いのため,3月20日に小切手1,257,000円を振り出し,決済も完了したとの連絡を銀行から受け取っていたが,当座預金出納帳(引出欄および残高欄)および当座預金勘定へ記入した金額に誤りがあった。 ⑵ 3月25日に掛代金の支払いのため当社が甲社に小切手1,500,000円を振り出したが,甲社は当該小切手を銀行に持ち込んでいなかった。 ⑶ 3月30日に乙社から,掛代金2,630,000円の当座預金への振込があったが,当座預金出納帳に未記入であった。 ⑷ 3月30日に丙社から掛代金の回収として受け取った丙社振出の小切手を取引銀行に持ち込んだ会計処理を行ったが,担当者が当該小切手の銀行への持込みを失念していた。 ⑸ 決算日の銀行営業時間終了後,夜間金庫に当座預金として預け入れた現金1,550,000円に関して,銀行側での処理が,決算日翌日の入金となっていた。

選択肢

  1. 11, 398, 000 円
  2. 21, 448, 000 円
  3. 32, 598, 000 円
  4. 42, 948, 000 円
  5. 53, 898, 000 円
  6. 63, 948, 000 円

正解

2. 1, 448, 000 円

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解説

正解は「1,448,000円」。当座預金出納帳では3月20日の引出後に貸方残高(当座借越)1,250,000円となり、3月30日の丙社からの回収1,250,000円で残高はゼロとなっている。これに〔資料Ⅱ〕の事項を反映する。⑴小切手の正しい金額は1,257,000円であり、1,275,000円と18,000円過大に記入していたため+18,000円。⑵3月25日に振り出した小切手1,500,000円は当社の帳簿に未記入(当座預金出納帳の3月25日欄が空欄)であり、未取付小切手として銀行側は未減少だが当社は記帳が必要なため△1,500,000円。⑶乙社からの振込2,630,000円は未記入のため+2,630,000円。⑷丙社振出小切手は銀行に持ち込んでいないため当座預金への預入とはならず、当座預金の増加処理を取り消して現金(他人振出小切手)とするため△1,250,000円。⑸夜間金庫への預入1,550,000円は当社の当座預金として記帳すべきもの(銀行側の翌日入金は銀行側の調整事項)であり、3月31日欄が未記入なので+1,550,000円。当座預金=0+18,000-1,500,000+2,630,000-1,250,000+1,550,000=1,448,000円。(出典: 令和7年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 財務会計論 問題4)

一問一答

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