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管理会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問管理会計論 第231問

問題

当工場では,第1工程の始点で原料aを投入し初期加工を行い,完成品全量を第2工程に投入し,第2工程の加工費進捗度50%時点で原料bを追加投入し,最終加工を行って製品を製造している。次の〔資料〕に基づき,当月の完成品総合原価として正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,計算過程で端数が生じる場合,計算途中では四捨五入せず,最終数値の円未満を四捨五入すること。 〔資料〕 1.当月の生産データ
区分第1工程第2工程
月初仕掛品1,000㎏(20%)1,500㎏(40%)
当月投入6,200㎏各自計算㎏
月末仕掛品1,200㎏(50%)2,000㎏(60%)
完成品6,000㎏各自計算㎏
(注)( )内は加工費進捗度を示している。 2.当月の実際原価データ
区分第1工程 直接材料費第1工程 加工費第2工程 前工程費第2工程 直接材料費第2工程 加工費
月初仕掛品230,000円48,000円750,000円各自計算480,000円
当月製造費用1,364,000円1,664,000円各自計算2,214,000円5,418,000円
3.その他の計算条件 ⑴ 累加法による工程別実際原価計算を採用しており,仕掛品の評価方法は第1工程および第2工程ともに先入先出法を採用している。 ⑵ 第2工程において2,500㎏の原料bを投入しており,これにより生産量は増量する。なお,第2工程の加工費の計算における完成品換算量には,当該追加原料bの投入量は含めない。 ⑶ 第1工程および第2工程のいずれにおいても,仕損や減損は発生していない。

選択肢

  1. 19,809,700円
  2. 29,792,000円
  3. 39,827,700円
  4. 49,699,000円
  5. 59,774,000円

正解

1. 9,809,700円

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解説

正解は「9,809,700円」。累加法・先入先出法。①第1工程:直接材料費の当月単価=1,364,000÷6,200kg=220円、月末仕掛品1,200kg×220=264,000円。加工費の当月換算量=完成6,000-月初1,000×20%+月末1,200×50%=6,400kg、単価=1,664,000÷6,400=260円、月末=600×260=156,000円。第1工程完成品原価=(230,000+1,364,000-264,000)+(48,000+1,664,000-156,000)=1,330,000+1,556,000=2,886,000円(6,000kg)。②第2工程:原料bは進捗度50%で2,500kg投入され生産量が増量する。前工程費・加工費は増量前の数量(月初1,500kg、当月投入6,000kg)で計算し、原料b2,500kgは当月に50%点を通過した7,500kg(月初1,500+当月6,000)に対して1/3の割合で付加されるため、月末仕掛品2,000kg(60%)は増量前1,500kg+原料b500kg、完成品8,000kgは増量前6,000kg+原料b2,000kgと分解できる。前工程費:当月単価=2,886,000÷6,000=481円、月末=1,500×481=721,500円、完成品=750,000+2,886,000-721,500=2,914,500円。原料b:単価=2,214,000÷2,500=885.6円、月末=500×885.6=442,800円(月初仕掛品は40%で未投入)、完成品=2,214,000-442,800=1,771,200円。加工費:当月換算量=6,000-1,500×40%+1,500×60%=6,300kg、単価=5,418,000÷6,300=860円、月末=900×860=774,000円、完成品=480,000+5,418,000-774,000=5,124,000円。③完成品総合原価=2,914,500+1,771,200+5,124,000=9,809,700円。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅰ回短答式試験 管理会計論 問題13)

一問一答

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